変形膝関節症にシップの効果があるのか?
膝の痛みにシップが効果があるのかを神経の働きから検証!
私の施術法である中枢神経整体は、まさしく神経の働きを利用しています。
詳しい内容は割愛します。
簡単にお伝えすると、痛み、温かい感覚 、視覚、聴覚であれ、 私たちの感覚は、受けた刺激が電気信号 に変わり、神経細胞を通して脳に伝わることで起こる感覚です。
痛みも感覚である以上、患部からの痛みになる情報がない限り、痛みという感覚を持続させるのは無理になります。
その感覚情報が無くなれば痛みは一時的にでも消えるのです。
※幻肢痛などの中枢性(脳が問題で起きた痛み)は除きます。
話を戻しまして、シップの話になるのですが、シップにも
温シップと冷シップ
があります。
痛みのある時にどっちが良いのか?
困りますよね?
●痛めた直後の急性炎症期(熱を持っているとき)
●慢性期
大きく分けてお考えていきます。
読むのが面倒な方は、長くなるので、次回の動画説明をご覧ください。(^^)/
今回は「冷シップ」について
白くて柔らかく厚手も物が冷シップと呼ばれています。
実は、温シップも冷シップもあまり変わりません。
本当の効果は、炎症鎮痛です。
冷布に有効成分と水分を染み込ませたものです。
冷シップにはものによって10~30%位の水分が含まれており、それが水分が蒸発する時に皮ふの表面温度を
1~2度下げる効果はありますが、冷却効果としては不十分です。
この冷シップにも、経皮的に皮膚の中に浸透するものは、皮膚の中にある真皮という所まで、浸透して血管に入り作用する効果があります。
※基本皮膚からは、中に入れないような
バリアーがります。
じゃないとなんでも皮膚の中に入ったら体が危ないですよね・・
なので、よく
皮膚の上に塗るコラーゲンなんかは
浸透しません!
皮膚も潤いませんし、若返りません。
潤うとしたら、保湿効果によるものです!
皆さん、特に女性の方は、騙されないように!
↑これは、高須クリニックの院長がブログでも言っている内容です。
ただ中には皮膚に浸透するようなものもあるようです。
また脱線・・・
このシップに含まれる消炎鎮痛成分「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」のあるものは、痛みを抑える作用があります。
消炎鎮痛剤の薬と同じで、炎症にかかわる受容体の反応を鈍らせる効果があります。
この痛みの感覚が中枢に行かなければ、痛みも軽減します。
炎症を引き起こすプロスタグランジンが作られるのを抑え、炎症、痛みや熱を下げる効果を発揮します。
※ブラジキニンやプロスタグランジンは炎症性物質のことです。
冷やすために使うのではなく、炎症を抑えたり、痛み止めとして使います。
経皮と書かれていないシップは、あまり効果は期待できません。
冷やしたほうが効果があると考えます。
また冷シップの上からアイシングすることで、炎症を抑える効果が更に上がると思います。
冷やしすぎは凍傷になりますので、感覚がなくなったと感じたらアイシングを外しましょう!
※アイシングの目安は10分~15分。
冷たく感じるのは、メントールと言われる成分が含まれているものもあり、冷たく感じるニューロンを刺激します。
はっか成分の入ったものを食べると、冷たく感じるのはこのせいです。
錯覚です。
で次回は、温シップについて書こうと思いますが、シップの効果は、張る場所で変えることを考えるほうが良いでしょう。
または、張った感じで痛みが和らぐ感じ、やったとも痛みが軽減している感じが持続する法を選びましょう!
張り方で言うと、関節に近いところは、動くので、厚手の白いシップは、剝がれやすいので、茶色で薄い(温シップと呼ばれる)
シップを張りましょう!
毛深いところは、毛が多いところは冷シップのほうが剝がれにくいでしょう。
長くなったので、今回はこのくらいで終わりにします。
文章が長くなりがちなので、読みにくい方は、次回にYouTube動画をUPしますので、そちらをご覧くださいね。(^^)/