痛み止め(消炎鎮痛剤)の長期服用の副作用と関節変形の助長について
痛み止めの効果は、皆さんご存知の通り、痛みを止める、炎症を抑える効果です。
ではなぜ?痛み止めの長期服用が危険なのか?
痛み止めの種類にもよりますが、大体の消炎鎮痛剤(ロキソニン、ジクロフェナクなど)は 、非ステロイド性抗炎症薬 は、痛みを抑える効果が強い分、副作用が強く出ます。
代表的な副作用は、胃・大腸の潰瘍です。
痛み止めで、代表的な副作用は、胃・大腸などの潰瘍です。
痛みを抑えると同時に、胃酸の分泌が増えたり、胃の粘膜の血流が悪くなり、胃の防御膜である膜を剥がしてしまいますので、食べ物を食べると、消化さえる食べ物だけでなく、自分の胃も溶かしてしまいます。
変形性の関節症の場合は進行を助長する?
また、痛み止めは、痛みを止めてしまうため、関節への負担が増えてしまいます。
※痛みの信号が脳に行かなければ、痛みとして認識しないため。
痛みが無いので良いように思えるのですが、痛みが無いので、関節に無理がかかっても分かりにくくなる為、関節軟骨が徐々に破壊されていきます。これは、自分の経験ですが、痛み止めを飲んでいる人ほど、この関節軟骨の進行が速いと感じています。
更に早くなるのが、関節に常時、痛みがあり、関節周囲の筋肉の緊張が過剰になり過ぎている場合です。この過剰に筋幾が緊張している状態で、歩行や運動など、膝に荷重がかかると、普段では干渉されていた負担が増大します。
負担の増大については、難しくなるので、ここでは省略します。
痛み止めも短期間なら効果あり!?
今回のお話しで言うと、痛み止めを飲んだらダメということではなく、長期服用が危険ということです。
ケガや関節痛がある場合、初期に強い炎症反応と痛みが強くなることがありますので、一時的に痛みを抑えることは大事になると思います。
通常の関節に起こるケガは、痛みや炎症が無くなれば、自然治癒力も早くなる為、痛みも筋肉の緊張も自然に軽減していきます。
短期の痛み止めは、治りを早くしますが、長期間続く痛みは、他に長引く原因があって、痛みが続いているので、その根本を診断してもらい、その後適切な治療してもらいましょう。
どうですか?少しでも参考になったでしょうか?また皆さんにお役に立てる情報を発信したいともいます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ふじもと整骨院 院長 藤本