股関節人工関節後の膝の痛みでお悩みの方へ
今回は、実際に当院に来ていただいた患者様の情報をお伝えしたいと思います。
高齢になると、転倒による大腿骨頸部骨折や変形性股関節症により人工関節の手術を受けている方が多くいると思います。
その中で、人工関節にして股関節の痛みは無くなったが、膝の痛みが出るかたがいます。
今回の患者様も転倒により、大腿骨頸部骨折をして、人工関節にしてから膝の痛みがでてきたそうです。
この原因として
手術により股関節のアライメントは正常になったが、膝のアライメントが狂ってしまったことが原因と考えます。
もともと人間の身体は、解剖学的に成長過程で、ある程度の範囲で関節の角度(膝で言うとQアングルなど)などが決定されます。成人後、その状態を維持できれば良いのですが、日常生活の悪い癖や仕事上での酷使が原因で、関節が徐々に変形しアライメントが狂ってきます。その変形が股関節に来れば、近接の関節も負担が増えることが多くなります。股関節の場合ですと、膝関節に負担がいきやすくなります。
ただ、股関節の変形に伴い、膝のアライメントを調整することによる癖(適応)で、膝に負担がかからないようになる場合もあります。
この場合は、この変形した股関節に膝が対応していますので、変形した股関節の状態がこのままの場合は、膝の痛みも出にくくなります。
ただ今回のように、膝に痛みが無くても股関節の問題で、人工関節にした場合、変形した股関節に対応していた膝のアライメントが股関節の手術により狂ってしまい、それまで負担を緩和していた、膝の関節に捻れるような、負担が集中する場合が、よくあると感じています。
せっかく人工関節で股関節の痛みが軽減したのに、膝の痛みが出てしまった場合、手術が原因ので失敗した又は悪かったと思うこともあるかも知れませんが、人工関節に合わせた膝のアライメントを再構築するする必要も整形外科医の先生も手術で考えなければならないのでしょうが、中々今の医学では難しいようです。
ただ膝の捻れによって痛みが出てしまったとしても、安心してください。
ねじれを作っているのは関節を動かしている筋肉ですので、施術により、その筋肉の調整が上手くいけば、痛みも軽減ないし、又は無くなります。
ふじもと整骨院へ今回来院した患者様も、アライメントはそのまま、重度の変形した膝(X脚)もそのまま出したが、歩行時の痛みは無くなりました。
また膝への負担や捻れが日常生活でかかってくるかもしれませんが、その場合前もって、施術でアライメントが崩れないように調整すれば痛みなく生活を送ることも可能になると考えています。
膝の痛みでお困りのが方は、メールなどで、お気軽にご相談くださいね。
電話相談は西宮市山口町にある「ふじもと整骨院」
TEL078-907-6564